※前回記事に追記してたんですが、長いんで別記事に分けました。
表題の件。
ネットの情報で個人ブログの感想が元ソースなんで、信憑性はイマイチなんだけど。「通った水彩講座で先生の出してる青がどうしても再現できなくて悩んでたら、先生が『私の使用している絵具はS社のもので、皆さんに教材として配布しているものは値段の関係でH社のものだから、値段が違うから再現できなくて当たり前ですよwww』という発言で萎えた」て意見を目にしたんですが。
それ、真に受ける方も悪いけど、指導者も未熟だと思う……。
「絵具の透明感」は原料と色を作ってる顔料というより、基材? 溶剤の量が多いか少ないかがメーカーによって差はあるなー。というのは、比較してみて思った。
けど、色自体に関してはCMYKバランスの問題とか濃度・彩度の問題なので、配合というかどれくらいの割合で混ぜるかって話。
教室通ってるなら原画見られるんだから、試行錯誤すれば再現できる配合にたどり着けるのでは? って、私は思うんですが。(もっとも混色では絶対に作り出せない色というのも存在するのも事実だけど。この場合は多分違う)
色は周りの配色によっても見え方違うんで、配合だけじゃなくて全体のカラーバランスとかもあるから絵全体で見るとまた違う。
だから多分、全体のカラーバランスとか錯覚による印象、紙面が塗れてる時と乾いたときの差……その他もろもろ。
その教室の先生も、もうちょい言い方考えてあげればよかったのに。
試行錯誤を楽しいと思わせることが出来るかどうかが、指導者の力量(技量)だからなぁ。
言い方悪いけど、先生も残念だけどそれで腹立ててやめちゃった生徒さんも視野が狭いってことで「どっちもどっち」。
色に関しては、私の絵は「アナログでもデジタルでも『青』の使い方に癖があるからわかる」んだそうです。
言われてみれば、アクリル絵具だろうがコピックだろうがデジタルだろうが、割と共通して使ってる青があったことに気がつきました。
どちらかというと、共通して同じ色調を使ってるというよりは、夕暮れだろうが曇り空だろうが、共通して見える青が入ってるってことらしいのと、同じ画材使ってないので、私が描いてる絵全体を見た時に「あ、○○さんの青だ」てわかるように入ってたみたいです。
無意識の癖なので、私自身も他人様に言われるまでまったく気がついていなかったのですが。
青の使い方に癖がある理由というか原因? については、友人の影響だろうなと思うけど。
そんな訳で、「高額な絵具を使わない限り再現できない」は間違いだと思う。
ただ、混色で作り出した色は再現が難しいのも事実なので、色見本照らし合わせて講師側と生徒側で色数揃えるのが正しかったんじゃないかなーとは思う。
メーカーが違ってても色見本そろえてれば不公平感出ないと思うし、そこでメーカーが違うからだ! と思い込むならそれまで。
画材が描いてくれる訳じゃなくて絵を描くのは結局人ですから。
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